松井製作所が展開する金型交換装置「SDCシリーズ」は、次工程の金型を事前に予熱・準備する「外段取り」の仕組みを構築することで、停止時間を抑制し、限られた人員での生産性向上を支援します。
人手に頼らない段取り作業の標準化を進めることで、現場の省人化と高稼働を後押しする製品です。
本記事では、SDCシリーズの機能的特徴や主要スペックを整理し、現場が抱えるどのような課題の解消に適しているかをまとめました。
生産ラインの連続稼働と省人化を支援する交換システムです。稼働中に次工程の金型を成形温度まで予熱できる「外段取り」に特化した構造と、交換工程の自動化を支援する機能を備え、設備稼働率の向上を後押しします。
自動化モデルだけでなく、現場の状況に合わせた手動式や自走方式も選択でき、あらゆる段取り作業の負荷低減に寄与します。
搬送時は低重心を保ち、交換時に各成形機のボルスタ高へ合わせて電動昇降する仕組みにより、安全な移動と正確な位置合わせを両立しました。
バッテリー内蔵モデルであれば電源コードの制約を受けず、複数の成形機間をスムーズに移動できる取り回しの良さも兼ね備えています。
| 対応機械 | 要お問い合わせ |
|---|---|
| 対応金型重量 | 要お問い合わせ |
| 最大金型サイズ | 要お問い合わせ |
| 製品サイズ | 要お問い合わせ |
| 搬送・交換方式 | 手動、無軌道式 |
SDCシリーズの中核となる特徴は、金型交換に必要な準備作業の一部を、生産中にあらかじめ進められる「外段取り」にあります。次に使用する金型を装置上にセットし、予備昇温や冷却ホースの接続などを事前に行っておくことで、金型交換時に成形機を停止してから行う作業を減らし、交換に伴う停止時間の短縮につなげられます。
一般的に、成形機の停止後に金型の準備を始める場合は、金型交換だけでなく、金型の温度調整や周辺作業にも時間が必要になります。SDCではこうした準備作業を生産中に行えるため、金型交換に伴う内段取りの時間を短縮しやすい構造になっています。
この仕組みにより、天井クレーンの空き待ちで金型交換が後回しになりやすい工場でも、交換にかかる停止時間を抑えながら生産計画を立てやすくなるでしょう。
SDCシリーズには、両側式、片側軌道式、片側軌道式(ステージ移動タイプ)、片側固定式(ステージ移動タイプ)、無軌道式という5種類のラインアップがあります。成形機の配置や利用可能なスペース、金型交換の方法など、工場ごとの設置条件に応じて構成を検討できます。
無軌道式はレールを使用しない手押し式の構成で、レール敷設を前提としない点が特徴です。一方、軌道式や固定式など、それぞれ構造が異なるため、実際の導入では成形機の仕様、金型重量、設置スペース、搬送経路などを確認したうえで適したタイプを選定する必要があります。
レール敷設を前提としない無軌道式であれば、通路が限られた工場でも、床の補強工事など大掛かりな工事をかけずに導入を検討しやすくなります。
松井製作所は、SDCについて手動から完全自動まで幅広いソリューションに対応しています。特に片側軌道式では、オートカプラや金型待機台などを組み合わせることで、金型交換工程の一部を自動化できます。
例えば、オートカプラを使用することで金型の予備昇温に必要な接続作業を自動化でき、金型待機台を組み合わせた構成では、待機している金型の受け渡しを自動化することも可能です。一方、無軌道式のように手押しによる操作を採用する構成もあります。
そのため、「SDCならすべての構成が完全自動になる」という意味ではなく、採用するタイプやオプション、周辺設備によって自動化の範囲を設定できる製品群と考えるのが適切です。設備投資の規模や自動化したい工程に応じて、必要な範囲から導入を検討できます。
自動化する工程を選べることで、これまで特定の熟練工でなければ対応できなかった作業を仕組み化し、担当者を限定せずに金型交換を進めやすくなる可能性があります。
公式HP上には、SDCシリーズ(金型交換装置)の特注設計やオーダーメイド対応に関する具体的な記載は確認できませんでした。
しかし、本製品は工場ごとのレイアウトや使用している成形機のサイズに合わせて導入するのが一般的です。
そのため、自社の特殊な金型サイズへの対応や独自の仕様変更・カスタマイズに対応しているかどうかについては、公式HPより要お問い合わせください。
生産停止時間の抑制と、少人数での運用を両立したい現場に適しています。稼働を止めずに次工程の準備を完了させる外段取りの構造と、自動化を支援する機能を備え、ハイスペックな成形機の能力を十分に引き出せる点が利点です。
レール工事を必要としない自走方式と電動昇降機能により、設置環境に制約がある工場やレイアウト変更が多い現場でも、既存の資産を活かしたままスムーズに導入・運用できる強みを持っています。
金型交換装置・システムの更新は、クレーン作業による事故リスクの低減や段取り工数の削減を実現する絶好の機会です。しかし、導入する現場の課題は企業ごとに異なるため、条件に合った装置を導入し、効率的に運用するには自社の現場に合った製品を選定することが重要となります。
現場環境や課題に合わせて装置を検討したい方は、当メディアで紹介しているおすすめの金型交換装置3選をご確認ください。
公式HPに導入事例は掲載されていませんでした。
導入後のサポートとして、部品やパーツを専用サイト「パーツショップ」から注文が可能です。また、カスタマーセンターでは点検や部品交換などの相談を電話やフォームで受け付けています。
公式HPのヘルプセンターやチャットボットで解決策を即座に確認できるため、不具合時にも迅速な対応につながり、設備のダウンタイムを抑える運用が可能です。
| 会社名 | 株式会社松井製作所 |
|---|---|
| 所在地 | 大阪府大阪市中央区城見1-4-70 OBPプラザビル17F |
| 電話番号 | 06-6942-9555 |
| 定休日 | 記載なし |
| 公式HP | https://matsui.net/ |
ここでは、課題になりやすい「設置スペース・運用・設計」において、解決に導く3つの製品を紹介します。

| 対応荷重量 | 0.4 ~ 2.5t |
|---|---|
| 必要型締力 | ~4,500kNクラス |

| 対応荷重量 | 要お問い合わせ |
|---|---|
| 必要型締力 | 要お問い合わせ |

| 対応荷重量 | (例)~30t ※特注対応のため 要問い合わせ |
|---|---|
| 必要型締力 | ※特注対応のため 要問い合わせ |