ダイナテック

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床面のレール工事が困難な環境や、通路幅が限られた現場において、金型交換プロセスの見直しは生産性に直結する課題です。
既存の設備レイアウトを維持したまま段取り替えの工数を抑制したい企業にとって、搬送設備の選定は重要な検討事項となります。

本記事では、ダイナテックが提供する金型交換装置について、各シリーズの技術的特徴や仕様、現場の運用状況に応じた活用シーンを整理しました。

ダイナテックの
金型交換装置を紹介

エアクッション
金型交換台車

重機不要のエア搬送で
10t級金型を少人数で交換

圧縮エアの圧力で床面との摩擦を解消し、10トンクラスの重量級金型であっても、少人数で安全に搬送・交換を行える専用台車です。
床面のレール工事や大規模な動力設備を必要とせず、既存の工場環境へ速やかに導入できる柔軟性を備えています。

重機の使用を伴わないため、特定の資格保有者に依存しない柔軟な人員配置が可能となり、段取り替えにおける待ち時間の抑制に寄与します。

前後左右への平行移動やその場での旋回が自在に行えるため、通路幅の狭い現場や、精密な位置決めが求められるボルスタ前での作業において高い適応力を発揮するソリューションです。

対応機械 プレス機
対応金型重量 数百KG~10t超
最大金型サイズ 要お問い合わせ
製品サイズ 要お問い合わせ
搬送・交換方式 ローラー

エアクッションパレット

空気膜で摩擦を低減し
重量金型を少人数で安全に搬送

ダイナテック_エアクッションパレットの画像
引用元:ダイナテック公式HP
https://dtfc.co.jp/product/ac_paret/

空気膜を形成して床面との摩擦抵抗を大幅に低減し、重量級の金型を少人数の力で搬送可能にするパレットシステムです。
1トンの重量物を理論上約1kgの力で移動させられるため、作業者の身体的負荷を抑えた安全な運搬をサポートします。

駆動部と積載部が分離する構造により、用途に応じた専用台座を用意することで多様な金型サイズへ柔軟に対応。
複数の設備を導入するコストを抑えつつ、資格を必要としない直感的な操作で精密な位置決めを実現します。

金型の形状が多岐にわたる現場において、段取り工程の標準化と空間効率の向上を図りたい場合に適しています。

対応機械 プレス機・成型機
対応金型重量 2.5t~5t
最大金型サイズ 要お問い合わせ
製品サイズ 1000mm×800mm
搬送・交換方式 エアクッション
(無軌道・レールレス)

特注・オーダーメイド

現場の環境や金型の仕様に合わせた特注・オーダーメイド設計にも柔軟に対応しています。

パレットや金型交換台の寸法変更をはじめ、操作盤設計の変更、パレット上面へのローラーコンベアやリフト機構の追加など、用途に応じたカスタムオーダーが可能です。

カタログ品のスペックだけでは判断しにくい場合でも、実際の作業環境や解決したい課題に合わせて相談できるため、自社に適した搬送システムを構築できます。

まとめ
既存の環境で、
重量物搬送を実現したい
企業におすすめ
  • 通路幅の制限や、レール埋設・クレーン設置といった大規模な改修工事が困難な現場
  • 多品種少量生産によって頻繁な型換えが発生し、非稼働時間を抑制して生産効率を維持したい企業

大規模な設備投資を伴わず、既存の工場レイアウトを有効活用しながら、重量物の段取り工程を改善したい企業に適しています。
数トン規模の金型を少人数で精密に運搬できるため、有資格者への業務集中や、狭小な通路での位置決めといった課題の解消を後押しします。

搬送からマシン内への供給までを一貫して行う場合は「エアクッション金型交換台車」が適しており、高さやサイズの異なる複数の金型を低コストに管理・運用するなら「エアクッションパレット」が有効。

いずれも圧縮エアによる滑走方式を採用しているため、導入にあたっては床面の段差や亀裂、傾斜などの環境条件を事前に確認することを推奨します。

金型交換装置・システムの更新は、クレーン作業による事故リスクの低減や段取り工数の削減を実現する絶好の機会です。しかし、導入する現場の課題は企業ごとに異なるため、条件に合った装置を導入し、効率的に運用するには自社の現場に合った製品を選定することが重要となります。

現場環境や課題に合わせて装置を検討したい方は、当メディアで紹介しているおすすめの金型交換装置3選をご確認ください。

ダイナテックの金型交換装置の導入事例を紹介

フォークリフト作業を
代替し重量金型の
受け渡しを少人数化

ダイナテック_エアクッションパレットの導入事例画像
引用元:ダイナテック公式HP
https://dtfc.co.jp/product/ac_diechanger/

3ton用エアパレット式金型交換台車の導入事例です。エアの力で床上を滑るように移動し、プレス機前で金型を受け渡すことで、従来はフォークリフト等を用いていた交換作業を少人数で対応できる運用が期待できます。

参照元:ダイナテック公式HP(https://dtfc.co.jp/product/ac_diechanger/

自走式ユニットの連携で
重量金型の搬送と
受け渡しを円滑化

ダイナテック_エアクッションパレットの導入事例画像
引用元:ダイナテック公式HP
https://dtfc.co.jp/product/ac_diechanger/

重量金型向けに、自走式ドライブユニットを搭載したエアクッション金型交換台車の導入事例です。操作ハンドルと駆動ユニットを備え、作業者が横で操作しながら台車を自走させる構造。

ローラー付き受け台と組み合わせることで、重量金型の搬送から受け渡しまでをスムーズに行える運用が期待できます。

参照元:ダイナテック公式HP(https://dtfc.co.jp/product/ac_diechanger/

ダイナテックのサービス・
サポート情報

導入前後の設計や据え付け、立ち上げ、保守に関する具体的なサポート情報は、公式HP上で確認ができませんでした。

設備の維持管理や不具合発生時の対応体制については、公式HPより直接お問い合わせのうえご確認ください。

ダイナテックの基本情報

会社名 株式会社ダイナテック
所在地 千葉県船橋市芝山1-4-2
電話番号 047-462-4448
定休日 土曜・日曜・祝日・夏季・年末年始
公式HP https://dtfc.co.jp/
   
現場の課題別で選ぶ
おすすめの金型交換装置・システム3選
   

ここでは、課題になりやすい「設置スペース・運用・設計」において、解決に導く3つの製品を紹介します。

通路が狭く
レイアウト変更できない
ニチエツ
無軌道タイプ
(MMCシリーズ)
ニチエツ 無軌道タイプ(MMCシリーズ)
引用元:ニチエツ公式HP(https://jpvn.co.jp/non-track/)
対応荷重量 0.4 ~ 2.5t
必要型締力 ~4,500kNクラス
こんな現場におすすめ
  • 通路幅が狭く、成形機の横に設置スペースがない
  • 大掛かりな床工事やレイアウト変更をせず、手軽に導入したい
おすすめの理由
  • W566×D772×H1,421mmのコンパクト設計と従来の装置の1/3の旋回面積によって、狭い通路でも切り返しなしでスムーズに走行。レイアウトを変えずに段取りを自動化できる。
  • 独立走行と高さ調整ができるため、クレーン不要で一人で即座に交換が可能。クレーン待ちの時間を削減し、稼働率の向上を図れる
配管が複雑
接続ミスを防げない
ストーブリ
手動式金型搬送台車
ストーブリ
引用元:ストーブリ公式HP
(https://www.staubli.com/jp/ja/quick-mold-change/manual-mold-loading-vehicle-mlv.html?f1=divisions%3Afluid-connectors%2Fexternal%2Fproduct-name%2Fmlv)
対応荷重量 0.7t
必要型締力 要お問い合わせ
こんな現場におすすめ
  • 配管の接続やクランプの固定ミスを物理的にゼロにしたい
  • カプラやクランプの制御、故障時の対応まで一括で委託したい
おすすめの理由
  • マルチカプラによる一括接続で、高度な知識がなくても正確な配管作業が完了。作業者の習熟度に依存せずに、接続不良による水・油漏れや設備故障を防ぐ。
  • 海外拠点でのトラブル時も迅速な現地対応が可能。世界29カ国に拠点を持ち、50カ国以上の代理店を展開※1しているため、遠隔地でも長期停止リスクを解消できる。
現場が特殊で
標準機では合わない
洲崎電機製作所
金型交換装置
洲崎電機製作所
引用元:洲崎電機製作所
(https://www.susaki-e.co.jp/product/)
対応荷重量 (例)~30t
※特注対応のため
要問い合わせ
必要型締力 ※特注対応のため
要問い合わせ
こんな現場におすすめ
  • 建屋の柱や既存配管を避けた設計など特殊なオプションが必要
  • 新設・既設機・中古機に限らず、装置を合わせて設計したい
おすすめの理由
  • 標準機を持たず、全てオーダーメイドでの設計。柱や配管が干渉し、標準機では対応不可と判断された現場でも、専用設計で導入できる。
  • 創業72年※2の知見により旧型機や中古機へのレトロフィットにも対応。コストを抑えながら、条件に合わせた設備にアップデートできる。
※1 参照元:ストーブリ公式HP|2026年3月時点(https://www.staubli.com/global/en/about-us/who-we-are/our-locations.html
※2 参照元:洲崎電機製作所【PDF】|2026年3月時点(https://www.susaki-e.co.jp/susaki-2023.pdf
現場の課題に応じて選ぶ
金型交換装置3選